SSブログ

広島の中3自殺と報道ステーション [テレビ(アニメ以外)]

 始めに明記するがたいしたことを言わない。それからもうひとつ、私はキャスター古館伊知郎は報道ステーション開始してしばらくからずっと嫌いだ。エンターテイメントに徹して天才的な1アナウンサー、司会に戻ればいいのだと思っている。

 広島の中学三年生がでたらめな非行履歴で高校の推薦を拒否され撮れず自殺した話は中学時代を思うにつけ相当身につまされたが、それ以上に今日の報道ステーションでのピントのずれ方は耐え難かった。

ショーン・マクアードル川上『いかなる問題の解決にも死の選択はあってはならないという社会全体かの支えというのが何より重要かなと』
ショーン・マクアードル川上『学校に必要なのは寛容さだと思うんですよね』
古館伊知郎『仮に忠一のときに一回こっきり万引きをしちゃった子がいたとしてそれを時間をかけて教育していって、反省しているとかそういうことになったときになんで願書なのか推薦状だか知りませんけどもっと寛容さを持ってねいいことを書いてもらいたいと思いますし』

 話がそれてる。いや、『このケースじゃなくて』と、発言中にそれは明言しているわけだけれど。

 だとしても、そういうことじゃない。やってもいない行為の責任を問われて一生の大事を妨害されるような理不尽は子供だろうが大人だろうが耐え難いことであり、それが本質のはずだ。その本人が中学生ならば、その絶望感は想像に余る。本人の自殺によって大問題になることで間違いだったとはっきりわかったが、本人が生きながらえていればまず万引きは”事実”として残った。
 その理不尽がまじめに生きたいと願う人間にどれほど耐え難いのかわからないから、簡単に本質から話を逸らせられる。本質をはずれた議論は政治討論よろしくすれ違い議論にならず、したがって実を結ぶこともない。

 そこまでいうならいっそ、若いころの万引きの一回や二回、どおってことないじゃないですか、ぐらいまではっきりいうなら少しは理解できる。だって結局突き詰めればそういうことをいっている。そこまではっきり言えるなら、それはひとつの議論すべき課題といえる。やはり今回とは関係ないけど。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。